にくまんの駄文

駄人による駄人のための駄文

はじまり

その日、私はいつものように職場を後にしました。五月でしたが、もうすでに大分暗くなっておりました。昼間降っていた雨はやんでおりましたが、どこかこうじめっとした嫌な空気でして、なんといいましょうか、五月らしくない夜でした。道は少々ぬかるんでお…